こんにちは、Web担です。普段は社内IT関係を担当しています。

今日は、お客さま用Wi-Fiスポット終了の裏事情としまして、弊社の通信の仕組みを少しだけお話ししたいと思います。

 

弊社では業務用のネットワークとは別に、お客様用のインターネット通信を契約し、公衆無線LANサービスとして提供してきました。

通常こうした使い方の場合、VLANにするのが常套手段だとは思いますが、冗長化(2回線契約しているので、片方にトラブルが発生しても業務停止時間は短く済む)と不正アクセス防止(物理的に別回線なので、侵入しようがない)のために、こうしたネットワーク構造となっていました。(弊社のような極小企業では通常ありえない構成です)

このお客さま用のネットワークが「SoftBank ADSL」でした。

ここでピンと来た方も多いと思いますが、ADSLは2023年~2024年で終了することが決定しています。

「フレッツ光」提供エリアにおける「フレッツ・ADSL」の提供終了について(https://www.ntt-west.co.jp/news/1711/171130a.html

ADSLサービスの提供終了について(https://www.softbank.jp/corp/news/press/sbkk/2019/20190510_03/

弊社の地区では、そのADSL回線が2021年3月に撤去されるとの事で、撤去にあわせてサービス提供終了となりました。

元々業務用には光回線が敷設されていることもあり、お客さま用Wi-Fiスポットも継続しようと思えばできたのですが、コロナ渦で来社される方も少なくなる現状。そこにコストをかけるよりもオンラインでのサポートに注力するべきとの判断に至りました。

皆様からすれば、ADSLなんて過去の遺産のように思われるかもしれません。しかし、我々からすればコスト面でも構造の簡易さからも扱いやすいネットワークでした。(事実、格安SIMのモバイル回線よりかは安定して速度が出ていました)時代の移り変わりと共に、通信の世界も変わっていくんだなぁということを強く感じました。